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| 加藤: | その後、徳岡さんはマッチだけじゃなく、タバコ周辺グッズへとコレクションの幅を広げていったんですよね。 |
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| 加藤: | ところで、徳岡さんが特にフランスのグラフィックやノベルティにこだわっているのはなぜ? |
| 徳岡: | それはね、昔フランス好きな友人と一緒にフランスに行って、骨董市や蚤の市を回ったら、そこでまた「見てはいけないものを見てしまった」から(笑)日本がいくら洋風化しようが、かなわないデザインセンスを感じてしまってね。 |
| 加藤: | こういうものは100%商標美術、もしくは商業デザインでしょ?つまり純粋芸術じゃなくて広告美術の世界。 |
| 徳岡: | うん。つまり、“グラフィック”なんだよね。 |
| 加藤: | 自分の国のことを悪く言いたくはないんだけど、グラフィックデザインが元々海外からやってきたものだっていう事情もあるけれど、欧米では、商品の認知を得るための販促用ノベルティグッズがすごく発達しているよね。 |
| 徳岡: | そもそも欧米では「嗜好品」は富裕層のものだからね。タバコも完全に下々の物じゃなかった。お金持ちの物なんだよ。 |
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| 加藤: | うん。あらゆる特殊印刷のテクニックを駆使しているじゃない。箔押しやエンボスなんかの加工も。まるでクリスマスプレゼントでも入っているかのような贅沢で華やかな箱ばかりだよね。 徳岡さんは写真家として国内外の骨董市や蚤の市を撮っているわけだけど、それはなぜ? |
| 徳岡: | 蚤の市の写真を撮っている写真家っていなかったんだよね。 |
| 加藤: | フランスの蚤の市はいい雰囲気が出ていますね・・。人々の顔もすごくいいし、フランス映画のワンシーンにも似た人生の重みのようなものも感じとれて。 |
| 徳岡: | 悔しいんだけれど、向こうの人は普通の人でもこうして骨董品を見ている顔や姿がとても知的に見えるんだよね(笑)。 |
| 加藤: | これも大切な歴史の遺産ですよね。日本で徳岡さんご自身が出店している骨董市や写真展にもまたお邪魔しますよ! |